前回リフォーム現場の壁の断熱・気密施工指導を実施した、大分市の(株)カワノ様の中戸次のA様邸の天井部の断熱・気密施工指導にお伺い致しました。グラス―ルの断熱材を天井に2層施工する場合は、2枚目(上側)の防湿層を裂く(結露防止の為)必要があります。また、メーカーマニュアルでは1枚目施工して、上にクロスさせて2枚目を敷く工法ですが、この方法だと2枚目を野縁上に登って施工しないと釣り木の切り込みは不可能になり、断熱欠損が発生します。今回は現場担当大工さんの提案で2層目を先に入れて、1層目を下から2枚目を持ち上げて滑り込ませる様に施工する事で2枚目の釣り木部の切り込みを簡単にきれいに出来、断熱欠損を最小限に出来る利点があります。また、2枚目の釣り木の切り込みが下から断熱材を持ち上げて敷きこむ際にズレ防止の役目を果たします。断熱材を敷く場合は、必ず一方向に押し付けながら隙間が最小になる事に気を付けながら施工。綺麗で欠損の少ない断熱施工が完了。最後に防湿気密シートを施工(重ね部は10㎝重ねる)して施工完了。
今回は、新しい工法の学びも含め充実した現場施工指導でした。関係者の皆様大変お疲れ様でした。次回は下地(内装仕上げ前)の気密測定にお伺い予定です。
(株)カワノ様の中戸次のA様邸リフォーム現場の断熱・気密施工指導➁(2025.07.27)




コア・エコ 住宅省エネコンサルタント、断熱・気密施工、気密測定
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